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宿の歴史 宿の想い

 

宿の歴史と想い

宿の歴史と想い
 
歴史の始まり
 
明治の中ごろ、現在の神奈川県座間市・座間神社 一の鳥居脇に居を構えていた山本粂三郎(のちの元湯玉川館の創業者・初代主人)は、一人息子(二代目・山本久一郎)の体が弱かったこともあり、「医師が常駐し、お客様の健康相談にも応じる宿屋」の創業を計画し、土地を探しながら屋号を思案する日々を過ごしていました。
 
 屋号が決まり、相模川付近に土地が決まりかけたその頃、知人から玉川村七沢の「元湯」と呼ばれる湯治場が引き継ぎ手を探している。という話が舞い込みます。
 
安政の頃より、農業や林業に携わる人々が〝骨休め〟や〝からだ作り〟に通うほどの〝くすり湯〟として知られる七沢の湯であれば、当初の計画にも近い「体を休め、気持ちを休めていただくことで、健康な体づくりに役立つ宿屋」が実現し、また息子の体にも効果があると考え、先祖代々の地である座間から七沢への移住を決意します。
 
湯治場としての強い想いを携え、屋号は地名を加えた『元湯玉川館』と改め、明治35年(1902年)9月15日、山あいの宿屋は歴史を歩み始めました。
 
 
 
宿の想い
 
 
 宿の歴史は百十余年となりました。時は流れ、あらゆる環境が変化し、宿をお訪ねいただくお客様の形態も時代とともに変化しています。
 
 そんな移ろう時のなかにあって不変のもの、それは「体を休め、気持ちを休めていただくことで、健康な体づくりに役立つ宿屋を創る」という〝創業者の想い〟です。そしてその想いは代々の原点として、現代に受け継いでいます。
 
 様々なストレスに晒される現代。私達は多くのお客様の息抜きの場となり、活力を養える場でありたい。普段の環境を離れて田舎の空気を吸い、柔らかなお湯に抱かれ、静かな環境の中でたっぷりと眠る。そうすることで疲れから解放され再び活力を得る・・・そんな『現代湯治(いまとうじ)』の時間を、心静かにお過ごしいただければ何よりでございます
 
幸い、この七沢は都心から近く、それでいて驚くほど自然に恵まれた場所です。月明かりが頼りになる晩があったり、朝になれば鳥のさえずりで目が覚めたり。風が吹けば葉っぱが揺れる音がして、雨の日は土に降る雨の匂いがします。都会では珍しくなった「あたりまえの自然」が、ここではあたりまえに繰り広げられています。
日常のすぐそばで、【世の中を、ほんのちょっとサボる場所】という存在であり続けたいと思っています。
 
山あいの小さな宿屋は私で五代目となります。代々大切にしてきた原点に立ち、小さな宿屋らしさを大切にしながら元湯玉川館でお待ちしております。
珈琲一杯でも、ご入浴・お食事・ご宿泊でも、どうかお気軽にお出かけいただき、のんびりと〝骨休め〟をしていただければ幸いでございます。
 
 
元湯玉川館 若主人 
七沢温泉 元湯玉川館
〒243-0121
神奈川県厚木市七沢2776
TEL.046-248-0002
FAX.046-247-0002
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・旅館
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